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当社創業1周年のご挨拶

おかげさまで創業1周年
 三菱ガス化学トレーディング株式会社(MTI)は、2020年10月1日の創業から1周年を迎えました。コロナ禍で行動が制限される中、困難な統合活動でしたが、大きなトラブルなく進めることができました。
 ビジネスは濃淡あるものの総じて好調で、順調な滑り出しとなりました。
 リモートワーク・リモートスタディを背景に、通信機器材料や半導体向け薬液が好調に推移しました。車の販売も、公共機関を避ける交通手段として世界的に伸長しており、エンジニアリングプラスチックス、液晶画面向け透明シート、塗料原料などで好調でした。中国の風力発電向け化学品も順調に伸長しました。一方でインバウンド需要が激減し苦戦した脱酸素剤エージレス、ペーパーレスの動きの中で減少傾向にある製紙向け薬剤などもありましたが、2021年3月期は売上、利益とも計画値を大きく上回る結果を出せました。
 MTIは親会社である三菱ガス化学(MGC)のほぼ全ての製品を扱う、業界でも稀有な商社として誕生しました。MGCおよびMGCグループが保有する数多くの高度なコアテクノロジーにアクセス可能な存在で、各社の研究者やエンジニアとの積極的な交流を通じ、新たな製品や技術を生み出す体制が強化されています。これらにMTIのマーケティング力を組み合わせ、他社の追随を許さない、差異化されたビジネスモデルを追求し、社会に貢献していく考えです。
 マーケティング強化のため、創業に合わせて複数のデジタルツールを導入し、それらを有効に活用するためにビジネスデザイン部を創設しました。この組織には10の営業グループと、総務・システムから若手中心に集まり、デジタルツールを使うための勉強や意見交換で活発な活動がなされています。社長の私を含め、複数の経営者も加わり、最前線で働く方々と経営層がフランクに議論できる場にもなっています。このような活動を拡大することで、風通しが良く、機動力の高い組織になれると感じています。さらに、社内外を問わず「人」「技術」「情報」を高度なレベルで「つなげる」活動を強化し、次々にイノベーションを生み出せる組織にしたいと考えています。
 会社組織は人とともに成長するもので、社員の成長と幸せも重要なテーマとなります。社員が幸せに働ける環境を作り上げることで、さらなる成長を果たし、その結果として、ステークホルダーの期待にも応えていきたいと考えています。
代表取締役社長 大塚 裕之
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