取扱製品詳細

取扱製品

マハクリーン(高耐熱樹脂洗浄剤)

エンプラ難燃グレード等の押出機・成形機に最適な高耐熱樹脂洗浄剤

マハクリーンはプラスチック押出機・成形機用の樹脂洗浄剤(パージ剤)です。
高洗浄力、高耐熱性を主な特徴としており、PCベースは220℃~360℃、さらに超高耐熱グレードのS-01は360℃以上に使用することが可能で、広範囲温度域のエンプラ、スーパーエンプラ(POMを除く)のパージに適しています。
また、有害物質を使用していないため押出機汚染度が少なく、臭気も発生しないため良好な作業環境に寄与します。

マハクリーンは用途に合わせた様々なラインナップがあります。

①P-500、P-100
PC、ポリオレフィン、フィラーをベースとするエンプラ難燃グレードに最適な押出機・成形機に使用できるタイプ。

②P-36
PCにAS樹脂を加えたグレードで、すぐれた置換性があります。

③P-55
P-55はASにポリオレフィンを加えたグレードです。P-36には置換性は劣りますが、高い洗浄力を保持しています。

④S-01
S-01はスーパーエンプラ向けのパージ材で、320℃~370℃+αの範囲で使用可能なグレードです(400℃以上での使用実績もございます。用途・使用方法お問い合わせください)。

  1. 高洗浄力
    エンジニアプラスチック難燃グレード等の押出機・成形機洗浄に最適
  2. 高耐熱性
    PCベースのものは220~360℃広範囲温度領域に使用可能。S-01はスーパーエンプラの温度域でも使用が可能。
    耐熱性の高い原材料を使用しており、熱分解しにくい。
  3. 汚染度、臭気が少ない
    有害物質を使用しておらず、押出機汚染度が少ない。また臭気が少なく作業環境が良好。
  4. 清掃作業良好
    洗浄後の分解掃除等の作業性が良好(P-100、P-500、P-55が最も良好)。
  5. 外観不良率(異物)の低減
    強力な洗浄力で異物を除去、製品不良を低減(P-500が特に優れます)。

使用温度

マハクリーンの使用温度は、PC系は220~360℃。S-01はそれ以上の温度域のスーパーエンプラに対応可能です。マハクリーンの使用温度は、以下の通りです。高温域での使用が可能であり、ほとんどのスーパーエンプラ・エンプラに対して使用することができます。

他社パージ剤との検証比較事例

P-500 混練機評価(対象 Br難燃赤色PC)

A社洗浄剤使用 マハクリーンP-500 使用
他社剤は発泡が当社剤に比べ少なく、焦げている マハクリーンはよく膨潤している
スチレン系は粘っこく、スクリューが抜けにくい 焦げも見られず、スクリューも簡単に1人で抜ける
簡単に剥離しない 簡単にパージ剤がスクリューから剥離する

*P-55,P-100はP-500の作業性・置換性と同等です。

P-500 射出成形評価(PPS GF30% BK色)

比較結果

PPSのパージにおいてもP-500は3ショット目で置換できたのに対し、他社品は5ショット以上射っても置換できず、P-500の優れた置換、洗浄能力が確認できます。

射出成形評価(P-36、他社品比較)

評価方法

  • 赤色のPCを500g分成形後、各社の洗浄剤を500g使用。
  • その後透明PC を投入し、最初の3ショットを捨て、20ショット成形品の外観を観察。
  • 画像は20個のプレートの内、上から1,5,10,15,20ショットのプレートを重ねLED光源で下部から照らした物。

評価結果

臭気、ガス性の強さ
*太字のものは、非常にきついもの。
AS系パージ材A>AS系パージ材B>AS系パージ材C≧マハクリーンP-36
洗浄性の優劣 マハクリーンP-36が透明PCに対する洗浄性において、
特にAS系パージ材Aに対しては圧倒的優位性を確認。
その他の洗浄剤と比較しても、優位もしくは遜色ない性能を保持している事を確認。

*P-36はノンフィラータイプの置換に優れたグレードで、他社と比較しても洗浄・低臭気のグレードになります。

射出成形:S-01・PEI置換性能評価

評価方法

赤色のPEIを500g分成形。
洗浄剤を500g流した後、PEI NAT品を流しどの程度の数量で置換が出来たかを目視、重量で評価。

評価結果

洗浄、置換性能ともに左の図の通り他社品の約半分程度でS-01は置換ができている。

成型機名 FANUC ROBOSHOT
S-2000i50A(50tクラス)
シリンダー温度 360℃

製品仕様

ラインナップ