ヘキサミン
ヘキサミンは、ホルムアルデヒドとアンモニアの反応で得られる4個の窒素原子がメチレンによってつながれた構造を持つ複素環化合物です。無色で光沢のある結晶もしくは白色結晶性の粉末で、水・酸に溶ける一方で、エーテルに溶けず、硬化剤や発泡剤などに広く用いられています。また、安定性にも非常に優れています。
別名 |
ヘキサメチレンテトラミン、1,3,5,7-テトラアザアダマンタン、ウロトロピン |
化学物質・混合物の区別 |
化学物質 |
化学式 |
C6H12N4 |
Cas No. |
100-97-0 |
化審法官報公示番号 |
(5)-1155 |
安衛法官報公示番号 |
(5)-1155 |
物性
分子量 |
140.2 |
外観等 |
白色固体 |
比重(真比重) |
データ無し |
沸点(℃ 30mmHg) |
データ無し |
凝固点(℃) |
260~263℃で昇華 |
引火点(℃) |
250℃ |
発火点(℃) |
410℃(粉塵) |
粉塵爆発 |
爆発下限界 |
15g/m³ |
最小着荷エネルギー |
10mJ |
安定性・反応性 |
安定 |
関連法規
海洋汚染防止法 |
船舶バラ積輸送時(溶液)有害液体物質(7類) |
船舶安全法 |
危険物 可燃性物質類 |
航空法 |
爆発物等 可燃性固体 |
その他主な関連法規 |
PRTR法 |
危険有害性の分類
分類の名称 |
分解基準に該当しない |
有害性 |
皮膚、眼に刺激性あり、皮膚の場合、紅斑、痒疹、熱様および、小水泡性皮疹を生じる |
主な用途
産業面では化学工業において樹脂や合成ゴムなどを製造する際の硬化剤として用いられます。医療においては、膀胱炎、尿路感染症、腎盂腎炎の治療に用いられます。
製品仕様
荷姿 |
フレコン、紙袋 |
外観 |
白色結晶状 |
純度(%) |
99.5以上 |
水分(%) |
0.5以下 |
pH |
7.5以上 |
水溶状(APHA) |
10以下 |
灰分(%) |
0.01以下 |
アンモニウム塩(%) |
0.001以下 |
硫酸塩(SO4)(%) |
0.02 |
塩化物(Cl)(%) |
0.015 |
重金属(Pb)(%) |
0.001 |
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